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We Love SOARING 2014



サイズは340mm×450mm。表紙+各月1枚・計13枚の写真で構成しています。
料金は通常1冊2,200円(送料別)ですが、10部以上ご注文いただくと1部2,000円にディスカウントし、送料も無料でお送りします。

10部以下のご注文には、パッケージ料を付加した以下の送料が必要です
関東・信越・南東北・北陸・中部=840円
北東北(青森・秋田・岩手)・関西=940円
中国(岡山〜山口)=1,050円
四国=1,150円
北海道・九州=1,260円
沖縄=1,360円


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COVER Schleicher ASW 15B / JA2161
 初飛行が1968 年のシュライハー初の量産プラスチック機。垂直尾翼中程に配された全遊動の水平尾翼に特徴のあるASW15 は、FRP サンドイッチ構造の中身には発泡剤ではなくバルサが使われている。当時のStd クラス規定により、水バラストも、引込脚もなくデビューした後、クラス規定の変更により改良されたのがこのASW15B。氏家ベースの日大郡山の機体だ が、大利根にて撮影。


1月 Schempp-Hirth Discus bT / JA2458
 冬らしい空として、着々と距離飛行の実績を積み重ねている、仙台のウェーブを飛ぶこの機体にした。カレンダーへの登場は、昔の2機の編隊飛行以来だ。背景の大部分が雲に遮られているが、特に右手は、東日本大震災の甚大な被害を受けた辺りではなかろうか。早期の復興を願うばかりだ。


2月 PZL Bielsko SZD 50-3 Puchacz / JA50KM
 その仙台へASK21が導入され、代わりに本機が仙台から大利根に移って主力練習機となった。機体の陰影深く、季節の午後を想起させる。


3月 Jubi-Alexander Schleicher ASK13 / JA2433
 飛騨から大利根への帰路、霧ヶ峰上空1万ftを越える高度にASK13がいた。しかも2機、しかも連番の登録記号。JA2434は10年版に登 場。高々度にいる練習機は「信じられな?い感」があって嬉しい。しかしここでは、ASK13 は9,000ftがリターン高度だそうだ。こちらも日没前帰着の時間的余裕がなく、もう一息丹念な空撮をしたいところだ。


4月 Schempp-Hirth Duo Discus / JA20CD
 連休恒例の中航連飛騨合宿。穂高から槍まで、北アルプスらしい稜線が見えている。


5月 Schempp-Hirth Discus b / JA04TT
 春らしい画がほしかった。丹念な草刈りがされている真壁の河川敷滑走路から離陸し筑波山へ。曳航機は最大出力時に油温上昇が激しいロータック ス・ファルケ。対策として、ラジエータに噴霧器の霧を当てる「水噴射」装置つきだ。みんな何かしら工夫している。ヘイズ強い日であったが、山の緑 の若々しさには驚いた。本機のオーナーは2人。真壁と長野を行ったり来たりする機体だ。


6月 LET LG-425 Sohaj 3/ OM-5343
 梅雨の季節だし、明るくシンプルな画がいいだろう。LETといえばL-13ブラニクやL-33のメーカーだ。本機はC/N0314というから、 それなりの生産数があったはずだが、この機種のことはよく分からない。netの解説にはブラニクを開発した戦前からのメーカーLetovや、 Zlinとの混同もある。OM-はスロバキアの登録 だが、東欧諸国では実質的に飛べたにせよ総じて歴史ある木製機に厳しい。通常の耐空性とは異な るためEXPERIMENTALカテゴリーなのだろう。本機の系列には、 LG-124 Galanka、LG-125 Sohaj 2、 複座機の LG-130 Kmotrがあり、LG130はZ-130とも言われ、後のZlinが継承したMoravan Otrokoviceがメーカーだという。


7月 Grob Twin Astir Trainer / JA2238
 わが国に導入された最初のプラスチック複座機。まだG103の型式名がない頃のツイン・アステア。元理科大の機体だが、再整備され関宿に新たなクラブが誕生した。撮影機take lead(前)でこれだけバンクしてもついてこれる操縦者は希である。遠くに埼玉スタジアムが見える。


8月 PZL-Bielsko SZD-24-4A Foka 4 / D-6373
搭乗者をご覧あれ。機体もビンテージなら、人もそうだ。生涯スポーツ、グライダーを実感した。きっと若い頃にFokaに惚れ込んで、今に至るま でそれが続いているんだろう。こんな光景を当たり前にするには、何から始めればいいのだろう。ちなみにFoka原型初飛行は1960年、Foka 4は1963年の誕生で、同年のアルゼンチンにおける世界選手権にも登場した。38機のStd.クラス機のうち、Ka6が22機(日本の小田・島 森両選手をふくむ)という大会だった。また、オープン クラスでは、1958年にデビューした、Fokaに類似したデザインの17m機、SZD-19 Zefirが1・2位を占めた。


9月 Grob G109B / JA09AW
 以前の撮影者の愛機が、新装なって大利根に帰ってきた。グラスコクピットになっている。眼下の田んぼは稲刈り寸前。


10月 Schempp-Hirth Duo Discus T / JA21HK
 久しぶりに関宿に行くと、新しい機体が飛んでいた。尾翼のマークが象徴するように、ホンダの社内クラブが導入したDuo。


11月 Schempp-Hirth Discus 2b / JA58HD
 最新鋭機を見るなら板倉か。新しいレンズの性能確認を兼ねて行ってみた。本機の主翼形状を分かりやすくとらえるアングルに合わせ、気合いを込め て350mmで流し撮り。1/100のシャッター速度で背景の草などがほどよく流れてくれた。


12月 Grob G109B / JA09AW
 富士山が世界遺産になった。冬の富士山とグライダーのからみとなると、ストック写真も限られる。思い切って昔の09AWを、惜別の念をこめてこ こにも登場させた。このカレンダーを維持するには撮影機は欠かせないが、機体を維持するコストも重い。資金を投入し整備したとしても、自分の歳を 考える。もしメディカルがアウトになったらどうすればよいか、そこが大きな判断になった。自家用機を持つのは若いうちがいい。歳をとると意気地が なくなる。面白いフラ イトが出来なくなる

 さて、2020年東京オリンピックが決まった。
 レスリングが競技種目に復活した。
 IOC新会長はドイツ人になるという。
 この三題話から、グライダーは再起的に競技種目にならないのかと思う。幻の1940年東京オリンピックでは、グライダーは初の正式種目となり、 ドイツが開発した統一機種DFSマイゼで競技が行われることになっていた。
 近年、国際滑空統括組織IGCは、オリンピック種目採用を目指してワンメーク・レース用のPW-5が決まったのではなかったか。新会長がドイツ人ならグライダーが何者かは皮膚感覚で分かるだろう。
 逆説的に、次の東京オリンピックでグライダーが決まったとする。日本での国際滑空競技は様々な事細かな法規制により簡単にはいかないが、そうし た非関税障壁的制約は、オリンピック種目になることにより雲散霧消するような気もする。その意味で国際化へのいい機会だが、いつ理想は現実のもの となるのだろう。

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