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FLIGHT LIFE
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FL03


翼端出し
グライダーの翼が地面と平行、またはコックピットが地面に垂直になるようにするためには翼をもって支える人が必要です。特に、出発する際に支えることを翼端出しといいます。これをやる人がいないとグライダーは飛び立てない。だから大会などの競技をする際も選手だけでなく、それをサポートするクルーと呼ばれるお手伝いさんも一緒に大会に行くのです。もちろんクルーの仕事は他にもたくさんあるのですが…。さて、翼端出しは普段の合宿で何十回もやることなのですが、やはり競技フライトで選手を送り出すとなると一味違います。選手が少しでも安定して飛び立つことが出来るように、緊張しながら細心の注意を払います。ちゃんと水平になっているか、横風があるときは機体が煽られて傾かないように丁度良く風上側の翼を下げられているか、機体が出発し始めたら地上滑走の間、出来るだけ長く支えられるよう、走る心構えは出来ているか。
選手には少しでもよいフライトをして帰ってきてほしい。願いを込めながら、ベストの翼端出しを探し続けます。ただ、大会に出るくらいの技量を持った人なら、ある程度の翼端出し以上なら特に影響を受けません。しかし、準備よしが掛かってから、そのことを覚えているクルーはむしろ珍しいかもしれませんね。出発前、クルーが思うことなんてみな同じですから。
この写真の撮影者は、何を伝えたくてこの時点でシャッターを切ったのか、という気持ちを汲んで、400字程度の文章を書いて、下のメールアドレス宛に送って下さい。既に投稿のある写真についても募集しています。
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