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風を飾る 1/48 scale Vintage Glider Minimoa

風に乗る、優美な姿を机上に再現。
1/48モデルで空へのロマンを楽しむ。

全幅 355mm
全長 145mm
部品点数4点 専用スタンド付
5800円(税別)+送料
 かもめのツバサにも似たガルウイングを持つグライダー『ミニモア』は1930年代に誕生したグライダーです。当時、グライダーでは先進国のひとつだったドイツのウォルフ・ヒルトによって設計、製作されました。
 1900年にドイツのシュツットガルトに生まれたヒルトは若くしてグライダーをはじめ、1920年にはパイロット免許を取得。世界各国で開催されていたグライダーの国際大会にも数多く出場して好成績を収めます。加えて、1928年にシュツットガルト大学を卒業するとグライダーの設計・製作もはじめ、数々の国際大会参加や各地でのソアリングの経験を生かした機体を生み出し、ドイツ・グライダーの先駆者と呼ばれるようになるのです。
 特にアメリカでサーマル(熱上昇気流)を利用したソアリングを経験したことが機体の設計に大きな影響を与えることになりました。ヒルトはアメリカから戻ると『グルナウ7型』を設計。エドモンド・シュナイダーの手で製作された『グルナウ7型』はポーランド南西部シレジア地方に見られる独特な雲の名前にちなんで『モアッツァゴトル』と名づけられました。『グルナウ7型モアッツァゴトル』はサーマル・ソアリングにおいて重要とされる、急旋回の性能とサーマル間の移動に必要なスピードを重視した設計となっているのが特徴でした。1933年に行われたレーン大会では最も遠くまで飛行し、翌1934年の大会では 300kmを越える世界記録を樹立しています。
 そんなヒルトは1935年にシュツットガルト近郊のゲッピンゲンで現在のシェンプ・ヒルト社の前身となるゲッピンゲン・スポーツ航空機製作所を設立。第1号機『ゲッピンゲン1型ウォルフ』を製作。続いて第2号機となる複座型の『ゲッピンゲン2型』を、そして第3号機として『ゲッピンゲン3型ミニモア』を送り出すことになるのです。
 『ゲッピンゲン3型ミニモア』はヒルトが以前設計し、高性能を発揮した『グルナウ7型モアッツァゴトル』をベースとしてガルウイングなどの特徴を引き継ぎつつ、ストラットのない片持ち翼とするなど、さらに進化させた機体でした。
『モアッツァゴトル』の翼幅20mに対し、『ミニモア』は17mと短くなっている事からミニ・モアッツァゴトル、ミニモアと名づけられたのです。
 3機が製作されたプロトタイプの『ミニモア』は当時、各国で行われていたグライダーの飛行大会で数々のナショナルレコードを記録。1935年のレーン大会では422kmの距離を飛ぶなど、一躍その名を世界に知らしめることとなったのです。同じ1935年、昭和10年にはヒルトは『ミニモア』とともに来日。その飛行を披露するとともに、日本のグライダースポーツ技術の向上に多大な影響を与えました。
 各地でその性能を発揮して話題を集めた『ミニモア』はその後、量産され実に100機を超える生産数を記録。その優美なスタイルとともに、比類なき性能で傑作グライダーとして歴史に名を残す機体となったのです。
数多く生産された『ミニモア』でしたが現存する機体はわずかに3機といわれています。1995年にはそのうちの1機が日本のグライダー愛好家の手によって持ち込まれ、見事な飛行を披露。優美な姿にビンテージ・グライダーの世界を楽しませてくれたのです。
美しい翼や機体の形をリアルに再現した透明アクリル製モデルです。
 1930年代に生産された傑作グライダー『ミニモア』を1/48スケールで再現したデスクトップモデルです。アクリル樹脂製のモデルは左右の主翼、胴体、水平尾翼の4パーツで構成。ディスプレイ用のスタンドもセットされ、手軽に『ミニモア』の優美な姿を鑑賞していただけます。
 モデルでは『ミニモア』の特徴である独特な形状を持つ翼の形はもちろん、胴体やキャノピーの形などをリアルに再現しました。特にかもめの翼にも似た形状の主翼は上反角や後退角、ねじり下げなども忠実に再現。見る角度によって変化するガルウイングの独特な形状を手にとってお楽しみください。さらにウイング両端エルロン部分のフレームやウイング表面材質の違いも彫刻表現で再現され、実感もいっそうです。
 胴体部分も厚肉一体成型で機首やコクピット周辺の曲面や尾翼に向かって絞り込まれていくラインを再現。キャノピー部分もその形状はもちろん、フレーム部分も表現してビンテージ・グライダーならではの味わいを感じていただけます。
マグネット組み込みで組み立て分解も手軽。
実機の分割に近い4パーツの組み立てはマグネットの使用で簡単確実。本物のグライダーを格納庫から出して飛行状態に組み付けるイメージも楽しめることでしょう。
左右の主翼は胴体の取り付け穴に差し込むだけ。胴体に組み込まれたマグネットと主翼に取り付けられた金具が反応して磁力でしっかり止まります。微妙な角度の調整なども必要なく、確実に組み立てていただけます。しかも差し込んで止めるだけですから分解ももちろん可能。パッケージに元通り収めてしまっておくこともできます。
 水平尾翼は溝を合わせて胴体部品の垂直尾翼根元に差し込むだけ。あっという間に飛行状態のミニモアが完成します。
専用のディスプレイスタンドは展示角度を調整可能。
 組み立てた機体は専用のディスプレイスタンドにセットして飛行状態で展示を楽しむことができます。機体とスタンドの取り付けもスタンドの機体を取り付けるホルダー部分にセットされた金具と機体にセットされたネオジム磁石が反応して磁力で確実に固定。加えて、ホルダーの基部にはボールジョイント機構を採用。自在に角度をセットして飾っておくことができます。しかも透明アクリル樹脂製で安定感も十分。滑空姿勢や旋回姿勢などを思い浮かべながらのディスプレイは大空の風の流れも見えてきそうです。


2010年5月末発売開始
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