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¥4,800+送料
/B5判、266ページ


(佐藤 博著、木村春夫編)

阿蘇におけるわが国初の滑翔やヒルト来日など、日本の滑空界を草創期から担った九州大学名誉教授・故佐藤博士は、多数の資料とともに、本書の原型となる昭和20年までの『日本グライダー史』草稿を遺されていました。

また佐藤氏は、昭和50年までの『航空年鑑』のグライダーの項も執筆されていました。これらをもとに、九大教授木村春夫氏が、それ以後の昭和64年までの日本の滑空界の動きを自ら補筆して完成させたものが本書です。

佐藤博士の私的資料が基ではありますが、本書はグライダー界の変遷を知る上で有意義な資料となりました。

特に、佐藤博士の目を通した世界の滑空事情と、その受け止め方、および日本の動向は、その時代の息吹が生々しく語られており興味深いものです。

例えば月日を追って記述された「戦後の復興」の項は、1952年の航空再開以後を詳細に物語っています。

滑空団体の全国連絡機関・日本グライダー協会の結成、再生されたメーカーと製造機の紹介、グライダー指導者講習会の概要、講師陣、その使用機などが記されています。

末尾には、佐藤氏にあてたウオルフ・ヒルトの私信による、同時期のドイツでの滑空再開の様子も収録され、本書を特長づけています。

また、写真資料も豊富であり、木村貫一氏協力の「主要グライダー三面図」は、昭和前期・後期68機種にのぼり、併せて貴重な資料となっています。
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