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／297×210mm、ハードカバー
256ページ 英語
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（Martin Simons）
スカイラークやダートといった機体は、われわれの先輩たちが憧れた機体として、日本でもおなじみです。
国際的に一時代を築いた英国のスリングスビー・グライダーについて、その歴史をまとめた、写真のたくさん入った豪華な一冊です。
著者は滑空史家であるマーチン・シモンズ。
シモンズは以前、オーストラリアン・グライディングの編集長を務めていて、戦前のグライダーを詳述した「VintageSailplanes」や、パイロットであり、かつ外交官でもあったペーター・リーデルの物語りをつづった「GermanAirAttache」などの著書でも有名です。
本書では、1931年のType１ブリテッシュ・ファルコンから、Type5グルナウベイビー２、Type6&23カービーカイト、Type21セドバー、スカイラーク、キャプスタン、ケストレルなどと続き、同社最後のエンジンのない機体であるType65ヴェガに至る33機種と、そのヴァリエーションが登場します。
200点におよぶ貴重な写真と、メーカーに残された図面をもとに全機種について、著者自身が描く１ペ−ジ大図面を使いながら、デザインのバックグラウンドを詳しく紹介しつつ、その機種に関係する記録や出来事にも言及しています。
スカイラーク、ダート、ケストレル（17ｍ、19ｍ、22ｍ）といった時代は、このメーカーが滑空機の開発と生産を行う最後の15年、20年でした。
まさにその時期は、木製機からＦＲＰ機への移行期であり、競技を通じた国際競争の中で、メーカーが経験した意欲と苦心には、深い関心をいだかせるものがあります。
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