￥3,500+送料
／228mm×150mm、262ページ
ハードカバー
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（Simine Short）
"Motorgliding and Gliding International" にSimine Short による「今月のグライダー切手」という紹介コラムが時折出ますが、この人のコレクションは、やはり尋常ではありません。
グライダーをあしらった記念切手については、いつかオールカラーの書籍に仕立てて紹介してほしいと思っているのですが、彼女は1987年に、だからだいぶ古いんですが、『GLIDER
MAIL』という、これまた凄く専門的な１冊をものにしているんですね。
グライダーが運んだ航空便。グライダーにちなむ、古今の、世界の34カ国の、イベントなどで発行された記念スタンプが押された記念郵便を紹介したものです。発行は全米航空便協会。
ドイツを見ると、1922年、第３回全国滑空大会（ワッサークッペ）では、麓のGersfeldの郵便局が記念はがきを発行したと記述があります。
翌23年１月には、Bad Lauterbergで行われたグライダー・ミートで初めて登場した記念消印が絵で紹介されています。
また、その年の夏には、３万人の観客に囲まれて、ワッサークッペで第４回全国滑空大会が行われ、その最終日には、岡から麓まで、絵はがきの「グライダー郵便」が初めて公式に運ばれたといいます。
絵はがきは、例の山上のモニュメントや、アビエータの、きりりとした表情でした。
日本を見ると、1936（昭和11）年９月（ヒルト訪日の翌年）、上諏訪で行われた第１回全日本グライダー大会の記念消印から、1981年、タグ・ウィルソンがPIK-20Eで鹿児島−青森滑空飛行（懐かしいねぇ）を行ったときの記念郵便（鹿児島郵便局の消印が押され、彼のサイン入り）までが、２ページで紹介されています。
このように、「航空郵便」を通して各国の歴史的滑空イベントを垣間見る、といった趣向の本なのです。
TP編集部で資料としてほしく、５冊を全く定価で航空便で取り寄せました。販売書籍としてはかなり割高な感じがしますが、3,500円＋送料でもよろしければ、お分けします。
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